研究室の紹介

★★★【NEW!!】★★★(2014.2.13)

野外調査・海外渡航記

【海外渡航・野外調査】当研究室は、東南アジアの研究者と多くの共同研究を実施しています。ブログ(Koyama)では、その様子を一部報告しています。学生、他大学、一般の方など、興味を持たれた方は問い合わせフォームよりご連絡ください。

 

以下ブログより

2013年

7月

17日

フィリピン パナイ島バタン湾調査

写真1
写真1

 

今回は、パナイ島の北にあるバタン湾調査の話をします。私たちの研究室とフィリピン大学ヴィサヤスの環境研究グループは、共同でバタン湾における有害物質共同調査を実施しています。今回は、私と院生の濱田君の2名でフィリピンに行ってきました。バタン湾は入り口の狭い半閉鎖系内湾で、その内部には写真1の様な素ぼりのミルクフィッシュあるいはブラックタイガー(エビ)の養殖池や、写真2のような竹に網を縛り付けて設置した定置網のようなものがいたる所に見受けられます。

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2013年

3月

19日

セブ市内河川調査報告

 現地のサンカルロス大学との共同研究で、セブ市内の汚染河川水質調査を行いました。見てお分かりのとおり、相当きたないです。(写真1、2)環境汚染を研究している私にとっては、とても興味をそそられる場所です。

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2013年

3月

10日

マレーシア クアラセランゴール水質調査報告書

写真1
写真1

  JICA草の根技術協力事業に協力するため、平成24年2月7日から14日に、マレーシア クアラセランゴールのSunngai BulohおよびSungai Sembilangで、水質調査を行いました。調査地はいずれも河口に面した集落で、干潟で採取した二枚貝稚貝を少し深い海域に移植し、成長させた後に漁獲する漁業が行われています。移植した二枚貝の多くが死亡(定量的データはないが、聞き取りで30~40%が死亡)し、その原因が水質汚染にあるのではないかという地元の指摘を受け、今回、水質調査を行ったものです。調査地点は干潟で、現地漁民が貝採取に日本の潟スキーそっくりの乗り物を使っていました。(写真1)潟スキーの元祖はどちらなのでしょうか?  

  持参した水質分析キットを用いて、pH、DO、硝酸、亜硝酸態窒素、遊離塩素、界面活性剤、油分などを測定した結果、この地域における河口域の水質汚濁は、主に有機物由来の汚染であり、その結果、漁場の有機汚濁が進み、底質での微生物による有機物分解による酸素消費とそれに伴う低層水の酸素濃度低下が起こっている可能性が考えられました。また、当初考えられていた工場排水などによる有害な化学物質汚染があるかどうかは不明でした。

 

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