フィリピン パナイ島バタン湾調査

写真1
写真1

 

今回は、パナイ島の北にあるバタン湾調査の話をします。私たちの研究室とフィリピン大学ヴィサヤスの環境研究グループは、共同でバタン湾における有害物質共同調査を実施しています。今回は、私と院生の濱田君の2名でフィリピンに行ってきました。バタン湾は入り口の狭い半閉鎖系内湾で、その内部には写真1の様な素ぼりのミルクフィッシュあるいはブラックタイガー(エビ)の養殖池や、写真2のような竹に網を縛り付けて設置した定置網のようなものがいたる所に見受けられます。

写真2
写真2

 現地の人によると、エビ養殖場ではその餌を食べてしまう貝類を駆除するためブリスタンと呼ばれる薬剤を使用しており、その有効成分が有機スズだということですが、今のところ事の真偽は明らかではありません。

このバタン湾では農薬や重金属の調査を行うため、水と底質の採取を行いました。写真3は、当研究室の修士院生がエンビパイプを使って底質採取をするため潜っているところです。きつい作業の後、その晩に彼は念願のハロハロ(かき氷の1種、写真4)にありつくことができました。さらに養殖ものですが、ワニの肉料理を楽しむことでき、彼にとっては満足な調査旅行となりました。

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